難しい側面がある純粋な法律婚での事実婚

と言っても原因や状況を一概にまとめ上げる事は出来ず、段階によっては事実婚を解消して元の生活に戻る事も十分に可能です。
言われるまでもなく分かりそうな話ですが、事実婚の実態について詳しく把握している方はそう多くないでしょう。事実婚というのは、本来ならば同じ場所で暮らしている者が何らかの事由によって生活拠点を別にしている状態を指します。
そこで原因を突き止め、解決が可能なら事実婚を解消して元の生活に戻るチャンスはあります。
環境によっては使えないため、そうなると次に考える事実婚先は友人宅などが想定されるでしょうか。
ただ、こちらは長期の事実婚には向かず数日程度が精々でしょう。
通常、事実婚となるような状況を想定している事はないと思われます。
事実婚の必要条件が夫婦という事はありませんが、通常状態で生活拠点を同じにしている前提は他の関係だとあまり成立しないでしょう。
一度じっくり、何故事実婚という状態に陥ってしまったのかを冷静に考えてみると良いかもしれません。
残念ながら原因の解決が困難な場合は、事実婚の状態が常という事になってしまうでしょう。
ただ別々に暮らしていれば良い、と言えるほど簡単な話ではありません。
この時にかかる費用は、基本的にそれまでの生活環境と同一である事が要求されます。
当然ながら離婚というのは最終手段であり、できる限り避けたいです。
大抵の場合においては、事実婚を決定付ける原因となった方が住居を出て行く事になるでしょう。
たとえ事実婚中であったとしても、生活費を用意しないというのは扶養の義務に反する事になるのです。

事実婚する際には、どちらが今現在の住居を出て行くかという点が大きな問題になると思われます。
その判断は他人に委ねるのではなく、当事者にしか分からないものです。