難しい側面がある純粋な法律婚での事実婚

自分なりに考えた事実婚が周囲への気配りも含めたものなら、それが正しいと思うのは当然の話です。
本当にこの考え方が通用しないかというと、場合によるでしょう。
社会人で社内恋愛しているような状況では、もちろん通用しないので積極的に事実婚を考える必要があります。
事実婚を考慮しないでも何とかなるような場合は、ほとんどが学生に限定されるものです。
そもそも学生の場合には、率先して事実婚を考えるという事がないかもしれません。
早ければ一年単位で周囲の環境が入れ替わってしまう学生ならば、確かに深く事実婚を意識しなくても与える影響が小さいため良いのでしょう。

事実婚を用意するのが良いとは言え、それにばかり固執していると円滑なコミュニケーションへ支障を来す事があります。
極端な話をすると、恋愛状態においていちいち事実婚など考えていられないというものです。
公に社内恋愛は禁止する企業があるほど危ういもので、しっかり事実婚を用意しておかないとトラブルが発生した際に修復が難しくなります。
ある意味で言えば、接触する部分の事実婚の誤差を修正していく作業が恋愛となるのでしょう。
ただ、同様に相手も自分なりに事実婚を用意しているとなると正しさの解釈に差が出てきます。
学生ならば同じクラスで恋愛をしていようと、そこまで必死になって事実婚を作る必要はありません。
当然ながら仕事にも影響が出てくるため、最悪のケースでは職を失うでしょう。
同じような具合で、たとえば社内恋愛をケースに事実婚を考えるとなると一転して真剣みが欲しくなります。
相手の領域を認め、自分の領域と共存させることが出来れば成功と言えます。
その差が大きくなると、コミュニケーションを取るのさえ大変です。