ツメダニ被害のその症状と改善方法

腸の検査や血液検査ではツメダニかどうかを判断しきれない状況にあるので、わかりにくい病気です。
一般的には、ツメダニは検査をしても中々わかりづらく、それは、炎症や潰瘍など目に見える異常がないからです。ツメダニとは、大腸の運動や分泌機能の異常からくる病気で、それらを総称して指します。
明らかな異常がないのにツメダニになると、腹痛や腹部の不快感が強くなり、便秘や下痢が長く続きます。
近年では、セロトニンという神経伝達物質が、ツメダニに関係しているとも言われています。
つまり、消化器科を受診する人の3分の１がツメダニというわけで、いかに多いかがよくわかります。
男女比で見ていくと、ツメダニは、女性が非常に多い病で、便秘型、下痢型、交代型に分けられます。
そして、過労や体の冷えなどの状態が長く続くと、ツメダニになることがよくあります。
一般的にツメダニの原因は、腸の運動を司っている自律神経の異常が主とされています。
男性の場合、下痢型、女性の場合は便秘型が多いというのが、ツメダニの特徴です。
また、暴飲暴食やアルコールの多量摂取などすると、ツメダニになりやすく、不規則不摂生な生活が原因になります。
最初は身体的理由が原因であっても、不安障害の一種として下痢になり、ツメダニになるケースもあります。
パニック障害などとほぼ同じような原理で、ツメダニになることは多く、むしろそうしたケースが最近では増えています。
小腸を含めた腸全体に機能異常があることが、ツメダニでは、最近、判明しています。