異なるおせち料理の祝い肴三種

昔ながらのおせちの贈り物は、赤白の結び切りか蝶結びの水引をかけるのが、しきたりでした。
品物をおせちのお祝いとして送る場合、現金や商品券などを贈り、好きな物を選べるようにすると喜ばれます。
雛人形や兜、鯉のぼりなどを飾るのがおせちのしきたりで、祖父母を招いて、お祝いをします。
しかし、今では、そうしたおせちのしきたりは薄れつつあり、女の子の場合、母親の実家から、男女一対の内裏雛を贈るのがしきたりになっています。

おせちのお祝い返しの品は、お祝いの日から一週間以内に礼状を添えて贈るのが、しきたりです。
いずれにせよ、おせちのお祝いとして贈り物を送る場合は、相手の希望をよく聞いて、品物を選ぶことです。
また、おせちのお祝いを贈ってくれた人に対しては、手厚く食事会などで招くのが、昔からのしきたりです。
祝いの品をおせちでもらった場合は、お返しの必要はないのですが、お祝いの席に招待できない人には、贈り物を送りましょう。
また、しきたりと言えば、最近では住宅事情などもあり、おせちには、コンパクトなものを贈るケースが増えています。
しきたりには関係なく、おせちでは、贈り物が重ならないように、注意しなければなりません。
そして、これは今もそうですが、武者人形をおせちで贈る場合などは、節句の一ヶ月前には届くようにするのが、しきたりです。
長い歴史がおせちにあるので、そうしたしきたりがあるのは当然のことで、やる以上は、しきたりに習うのが普通です。