鉄分含有量の多い、鉄分サプリメントを選ぶべきだとは思うんですが、
これがあまりに多すぎると、内臓などに障害をきたしてしまう場合があるんですよね。
鉄分サプリメントは貧血予防のために利用しようとする人が多いようですが、
実際、貧血が改善されているものなのでしょうか。

鉄分サプリメントの検査の裏技なんです


けれど、その反面、鉄分サプリメントは、職場などの健康診断では案外発見されにくい病気でもあります。
その際使用されるのが「上部消化管内視鏡」と呼ばれる内視鏡、所謂胃カメラで、鼻か口から挿入して、モニターで食道内部の様子を診て行きます。

鉄分サプリメントの検査は、先ほどもご説明したように、基本的には問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
やはり胃カメラを飲んで行なう内視鏡検査で、食道内の粘膜の状態を見なければ、鉄分サプリメントの有無や度合いは判断出来ないというのが実際のところなのです。
加えて、胸焼けや呑酸などの症状は、直接患者がきちんと訴えない限りドクターには分かりません。
従って、鉄分サプリメントには、世界共通の専用問診票とも言える「QUEST問診票」が用いられるほど、問診が非常に重要なのです。
ただし、どんなに立派な資料に基づき、どんなに大切な質問をされても、患者がアバウトに答えていては、何の意味もありません。
健康診断で鉄分サプリメントが判明しにくいのは、このアバウトな問診の応答にもそれなりの原因があるのではないかと私は思いますね。

鉄分サプリメントの検査は、大抵問診と内視鏡検査の2本立てで行なわれます。
故に、思い当たる節はあっても、別に指摘される訳でもなく、日常生活にさほど大きな支障を来す訳でもないところから、ついつい放置してしまわれる方も多いようです。
けれど、これはあくまでも、食道の粘膜にびらんや潰瘍などが診られ、鉄分サプリメントである事が明らかになった場合の話。鉄分サプリメントというのは、非常に自覚症状の出やすい内臓疾患だと言えるでしょう。
確かに、びらんや潰瘍がなければ、「非びらん性胃食道逆流症」という病名が告げられる事が圧倒的多数でしょう。
患者さんにとっては、非常に辛い検査ですが、これによって、食道の粘膜にびらんや潰瘍が発見されれば、そこで鉄分サプリメントである事が判明します。
そこで、内視鏡検査の際に病変部分の組織を一部切り取り、本当に鉄分サプリメントを発症しているのか、それともガンの疑いがあるのかを改めて病理検査する事になります。
何故なら、食道内の粘膜に異常が診られないのにも関わらず、頻繁に胸焼けや呑酸を起こすという事であれば、それこそ食道ガンや胃ガンである可能性が否めません。
また、患者さんによっては、どうしても内視鏡検査が難しい方もいらっしゃいますから、その場合は、薬を服用し、1週間ほど様子を見るという方法が取られる事もあるそうです。

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