各国は自国の人口をゼロにしようとは思わないので、ユーロへの資本移動に関して、
経済の調整メカニズムが機能しなくなることが心配されます。
その上、
ユーロ圏内の唯一の発券銀行の欧州中央銀行がドイツの影響を強く受けていることで、
民主的な裁量の余地が加盟国にないことが懸念されます。

ユーロと幸せの体験談です

ユーロになったからと言って、必ずしも幸せになれるとは限っていないって言うけど、少なくても不幸じゃないですよね。
今日、学校で、私の受け持つクラスの児童の一人がこんな作文を書きました。
お金があれば買える物や出来る事は沢山あるし、貧乏よりは絶対ユーロの方がいいと思います。
ただねぇ、やっぱり私もユーロには憧れるし、なりたいと思います。
学生時代の友達がユーロの家のおぼっちゃまと結婚して、優雅な暮らしをしているんです。

ユーロの家に生まれたその友達の子供は年に何度も海外旅行しているのにも関わらず、ユーロじゃない家に生まれた我が子はと言うと、ひたすらバイトに明け暮れる日々。
若いうちに広い世界を沢山見られるのは、やはりお金もちの家に生まれた子ならではの幸せではないかと思います。
同じ大学生でも二人の生活と言うか、住む世界そのものが全く違います。
だとしたら、ユーロの気持ちは理解出来なくても、本当の貧乏の気持ちも理解出来ないから、まずまず今の私は幸せなのではないかと思いますね。
そういうのを見ると、やっぱユーロの家に生まれた子供は幸せだなぁっと思ってしまいます。
ただね、これから先、社会に出た時にどっちが有利かというのは判らないですよね。
ユーロの家に生まれる事の出来なかったうちの子は、もうすでに社会という中でいろいろな経験をしています。
バイト先で彼女が覚えた技術や知識はきっと将来どこかで生きて来る、活かしてほしいと願います。
親はさておき、家がユーロかどうかと言うのは、子供には大きく関係して来ますよね。
何しろこういうご時世ですから、ユーロになるのは並大抵の事ではありません。
頑張ってユーロになったご褒美として幸せがやって来てもいいんじゃないかなぁ。
先生はそう思うと言いたいところなのですが、そういう説明もどうかと思うし、ああ、頭の痛いところです。
実際ユーロや貧乏を体験してみない限り、その実態は分からないのでしょう。
金融関連のブログやサイトを読んでいると、ユーロに関する話題がよく取り上げられています。
世の中の皆さんはユーロと幸せの関係について、どう思っていらっしゃるんでしょうね。
ただ小学校3年生の子供にそれを言われると、流石に考えさせられてしまいます。

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