各国は自国の人口をゼロにしようとは思わないので、ユーロへの資本移動に関して、
経済の調整メカニズムが機能しなくなることが心配されます。
その上、
ユーロ圏内の唯一の発券銀行の欧州中央銀行がドイツの影響を強く受けていることで、
民主的な裁量の余地が加盟国にないことが懸念されます。

ユーロ円です


ユーロ円に関しては、ドル円よりもはっきりとしていて、円高、円安のトレンドが出やすい特徴があります。
そして、ユーロ円はドルの影響を強く受ける傾向にあるので、ドルと同じような動きをする特徴があります。
要するに、ユーロ円の変動を見るには、ドルの変動に注目しなければならないのです。
ポンド円とユーロ円に関しては、同じ欧州通貨ということで、豪ドル円とNZドル円に似た動きがあります。
そのため、ユーロの動きを見るには、ドイツの景況感を表す指標、もしくは雇用統計などに注意しなければなりません。

ユーロの動向は、欧州の景気動向と関連していて、それは、ドイツマルクの代替としての要素も兼ねているからです。
つまり、ドル安誘導の発言が出た際は、ユーロ高に動く可能性があることを示唆しています。
つまり、ユーロ円については、トレンドに沿った取引をすればよく、トレンドは数週間程度で反転しますが、チャートで売買のタイミングを計れば、失敗することはありません。
そのため、ポンド円が上昇するとユーロ円も上昇し、逆にポンド円が下降すると、円も下降する傾向にあります。
第2の基軸通貨として、各国がユーロに切り替えている状況にあるので、ドルの価値が不安定になった際の代替通貨といっても過言ではありません。
ユーロは、円に関しては、トレンドが比較的長く続く通貨であることから、デイトレードにも向いていると言えます。
ポンド円は1日に1〜2円程度、そして、ユーロ円は1円程度動く傾向にあるので、上手くトレンドに乗れれば、少しずつ利益を重ねていくことができます。
ユーロ円の特徴は、ドルの影響を強く受けることにあり、米国株式市場において下落が止まらない場合は、ドル安に誘導するような発言がでることもあります。
そして、欧州中央銀行の発言などに関しても、ユーロの動きを見る場合、注目する必要があります。

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