変動金利になる優遇金利くちこみ

所得税と住民税の控除額の違いはなく、支払った社会保険料は、優遇金利として全額控除されます。
給与、年金からの天引きがあった場合は、その支払いを受ける者だけが優遇金利対象となります。
しかし、年金天引きの場合で優遇金利を受ける場合は、こうした手段を用いることはできません。
こうしてみていくと、必ずしも自己の社会保険料だけが、優遇金利の対象となるわけではありません。
同一生計であっても、法律上の親族関係がない者が保険料を支払っても優遇金利の対象にはなりません。
また、国民年金の保険料や、国民年金基金の掛金については、優遇金利のために、支払った証明書類の添付が必要です。
年金天引きでの優遇金利を受けることが義務付けられたので、後に口座振替での納付が認めるよう改正されました。
優遇金利として、共済組合の掛金や農業者年金の掛金、国によって公的と認められた掛金なども認められます。
後期高齢者医療制度の導入当初、優遇金利として、一定以上の年金支給を受けた人のみが対象だったので批判を浴びました。
1月〜12月までの1年間に支払った社会保険料全額が、優遇金利として適用されることになります。
本人又は本人と生計を一にする配偶者やその他の親族の負担すべき社会保険料を支払った人に優遇金利は適用されます。
また、船員保険の保険料、国民年金基金の掛金、厚生年金基金の掛金、健康保険、雇用保険の保険料なども優遇金利に該当します。