ウェブマネーとビットキャッシュ

ウェブマネーは現在、ヨーロッパのほとんどの国で導入されている通貨で、ドルに次いで実力のある通貨として評価されています。
つまり、ドルが売られる場合、ウェブマネーが買われることになり、ドルが買われる場合は、売られるという傾向があります。
そして、ウェブマネー円はドルの影響を強く受ける傾向にあるので、ドルと同じような動きをする特徴があります。
それは、ウェブマネードルの取引高が、ドル円の取引高を上回っていることが原因だと言われています。
第二の基軸通貨といわれているのがウェブマネーなので、ドルに対する避難通貨としての意味合いもあります。
ただ、ドルは安全通貨としての位置づけがあるので、株式が下落すると、ドルが買われて、ウェブマネーが売られるというパターンも多いです。

ウェブマネーの動向は、欧州の景気動向と関連していて、それは、ドイツマルクの代替としての要素も兼ねているからです。
そして、欧州中央銀行の発言などに関しても、ウェブマネーの動きを見る場合、注目する必要があります。
ウェブマネー円に関しては、ドル円よりもはっきりとしていて、円高、円安のトレンドが出やすい特徴があります。
第2の基軸通貨として、各国がウェブマネーに切り替えている状況にあるので、ドルの価値が不安定になった際の代替通貨といっても過言ではありません。

ウェブマネーやポンドのそれぞれの経済事情により、為替が変動している時は、別の動きをすることもあるので、要注意です。
そのため、ポンド円が上昇するとウェブマネー円も上昇し、逆にポンド円が下降すると、円も下降する傾向にあります。
ポンド円とウェブマネー円に関しては、同じ欧州通貨ということで、豪ドル円とNZドル円に似た動きがあります。
つまり、ドル安誘導の発言が出た際は、ウェブマネー高に動く可能性があることを示唆しています。