基本的に鳥インフルエンザのウイルスの病原性については、
OIEの定める判定基準によるものです。
鳥インフルエンザは、家畜伝染病予防法の中で、
家禽に感染するA型インフルエンザウイルスに入ります。

鳥インフルエンザには、病原性の高い株からくる高病原性と、
病原性は低いが株による感染症の低病原性があります。
鳥インフルエンザは、法定伝染病になりますが、
H5とH7亜型以外の亜型で低病原性のものは届出伝染病に指定されています。

鳥インフルエンザの型の裏技です

鳥インフルエンザは、様々な型がありますが、インフルエンザウイルスの中で鳥類に感染するのはA型です。

鳥インフルエンザは、ウイルスが加熱されれば、どの型であっても、感染性がなくなると言われています。
これまで発見された型は、H1H2H3 ×N1N2で、これは鳥インフルエンザとは違い、ヒトには、B型、C型も感染します。
そして、鳥インフルエンザには抗原型があり、それにはH1〜H16 × N1〜N9など多くの組み合わせがあります。
ヒトに感染するタイプのウイルスは、鳥インフルエンザと違い、水鳥起源のウイルスがブタに感染することが起こります。

鳥インフルエンザには、様々な型があり、ヒトにはヒトインフルエンザというように、鳥類のみが感染するとされてきました。
ただ今のところ、高病原性鳥インフルエンザのヒトへの感染例は少なく、鶏肉や鶏卵で人に感染した例はありません。
しかし、鳥インフルエンザウイルスの感染が広域化、長期化しているのは事実で、どの型も豚やヒトの体内で突然変異する危険性があります。
食品中にウイルスがあっても、鳥インフルエンザの場合、十分に加熱して食べれば感染の心配はありません。
その他、家畜のブタ、ウマ、ミンク、野生のアザラシ、クジラの感染が、鳥インフルエンザ以外で知られています。
死亡率に関しては、鳥インフルエンザの型によって違い、実際、血清学的調査は行われていません。
そのため、鳥インフルエンザの本来の意味としての死亡率ではないとする専門家の意見もあります。

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