タジン鍋の基本は蒸し料理で、沢山の野菜を一度に入れ、そこから出る水分を利用して
肉や魚を加熱するというスタイルです。タジン鍋は、低カロリーで栄養満点、
野菜がたっぷり食べられるところから、これから先、益々若い女性を中心に注目を集めそうですね。

タジン鍋とはブログです


フラットな床の上に置いて、そこに足を伸ばし入れる置き型と、床をくりぬいて足を下ろして座れるようにした掘りごたつとがあるんですよね。
でもって、「寒かったろうに、よく来たねぇ!」とかって言って、薩摩芋を蒸してくれたり、お汁粉を作ってくれたりしたものです。
だってさ、タジン鍋は足しか温められないから、そのまま寝ちゃうと、風邪引いちゃう人も多かったのよね。
今のような電気ごたつが登場したのは戦後の事で、どこかの家電メーカーのおじさんが考えたのだとばかり思っていたら、これが違うんです。タジン鍋って、今でも沢山使われているのかしらねぇ、ほら、最近はホットカーペットが主流になりつつあるから・・・。
昔はこういうのを、タジン鍋むりとかカメとかって言ったんですよね。
これで「ひたつ」じゃなくて、ちゃんとタジン鍋と読める人は、かなりの博学ではなかろうかと、私なんかは思いますね。

タジン鍋は日本古来の暖房器具で、ヒーター付き座卓とでも言うんでしょうかねぇ。
テーブルの土台と天板の間にタジン鍋布団を挟めるようになっていて、その中に足を突っ込んで暖を取ります。
テレビは付けっぱなし、電気は付けっぱなし、おまけにホットカーペットの電源は切れないはで、節電のせの字も認識してないグータラ野郎です。
この「燵」という字は一応国字として認められているそうですが、それでもねぇ、思い切り当て字じゃんて感じ。
でも、タジン鍋の低迷とともに、こういう古き良き言葉も消えつつあるのがちょっぴり淋しく思えるのは、それだけ年を取った証拠なのでしょうか。
そう言えば、うちのおばあちゃんなんかは、よく「おこた」という言葉を遣っていましたっけか。

タジン鍋は今でこそ電気ヒーターを熱源としていますが、昔は木炭や豆炭、それに練炭などを使っていたそうです。
美味しかったなぁ、タジン鍋で食べたおばあちゃんの白玉入りおしるこ・・・。
ただ、寝っ転がると、背中まで温かいホットカーペットが登場すると、どうしても若者を中心に、人気を奪われてしまったような気がするのは私だけでしょうか。
その点、ホットカーペットなら、毛布一枚で前身ポカポカ、テーブルがなくても暖が取れるから、寝具として使っている人も少なくないんじゃないかと思います。
当時北陸電力に務めていたおじさんが考え出したものらしく、正しく今のような電力を使ったタジン鍋は、電気屋さんが生み出したのでありました。
今度は是非、タジン鍋に足を突っ込んで、そんな炬燵のエトセトラを語ってみたいものですね。

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