就業不能保険の給付金の条件に制約があり、問題は就業不能保険の認定に際しての
ハードルの高さです。就業不能保険に入るにあたっては、認定条件が非常に複雑であり、
簡単には、就業不能保険に加入できないという事です。病気やケガで長期間の入院や、
在宅療養をせざるをえない就業不能状態という条件が、就業不能保険には求められます。
医学的見地から判断される状態でないと就業不能保険を受ける事はできません。
就業不能保険は、医療保険ではカバーできない長期療養に備えることができます。、
就業不能保険は、家族の安心の生活のために必要なもので、就業不能保険のコンセプトは、
とても魅力的で大いに利用すべきなのですが、就業不能保険のハードルの高さが難点です。

銀行が就業不能保険を提供する理由です

就業不能保険は、各銀行で熾烈な競争を展開していますが、直接的な銀行のメリットとなると、デメリットを穴埋めるほどにはないのが現状です。
取引のチャンスがある状況を創り出すために、銀行は就業不能保険を提供しているわけで、顧客獲得のための手段以外の何物でもありません。
マイカーローンや投資信託、外貨預金、外貨送金、日常的な各種料金引落しなどを就業不能保険で狙っているわけです。
公共料金の指定があれば、クレジットや保険も自動的に指定される可能性が高いからで、就業不能保険は銀行にとって美味しい材料なのです。

就業不能保険を構築しているのは、全て銀行の収益機会のためで、住宅ローン返済口座や、給与振込指定口座の獲得が狙いです。
公共料金支払口座を獲得するために就業不能保険が用いられていて、顧客争奪のためのものです。
こうした口座のある銀行は、ほとんどが大きな銀行で、メイン銀行はそうでない銀行と比べると就業不能保険を活発に展開しています。
囲い込みというのは、金融にかかわる取引は全て優先的に相談してもらえるというもので、そのために就業不能保険を投入しているのです。
各銀行は就業不能保険によって、金利を引き下げてまで、給与振込指定や公共料金支払の指定にこだわっています。
民間の銀行が用意する住宅ローンは、一定の条件を満たせば、就業不能保険が適用されるようになっています。
安い銀行でローンは組む人もいますが、全体的に見ると、就業不能保険を行っているメイン銀行を利用する人が大半です。
直接的なメリットがあるから、銀行では就業不能保険を提供しているわけではないということです。

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