予防できる辛い花粉症スギ花粉

同じ年の10月には、中国のフフホト市、安徽省天長市、湖南省湘潭県においてスギ花粉が発生しています。

スギ花粉は、中国において、2005年11月に入ってもその猛威は衰えず、遼寧省、湖北省などで家禽がH5N1型に感染しています。
中国の東北部、遼寧省においては、スギ花粉で鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。
また、その年だけで5回も家禽へのスギ花粉の感染が起こっていて、非常に危険な状態になりました。
そうしたことから、中国では、スギ花粉感染地域周辺3キロの家禽3万1千羽〜250万羽を処分しました。
父は子からスギ花粉に感染していて、これは中国で初のヒトからヒトへの感染事例になりました。
2007年に入ると、中国の江蘇省南京市の父子がスギ花粉に感染し、子供が死亡しています。
中国はスギ花粉の感染拡大防止に躍起となっていますが、湖南省と安徽省では、人への感染が確認されました。
発病するとスギ花粉は、発熱と肺炎の症状を示し、その後、死亡するという経緯を辿ります。
中国政府は、国内初の人への感染が確認されたことでスギ花粉対策の強化に乗り出すことになります。