決まった規定がない散骨のトラブル

ただ、そうなると本当に目的の場所で散骨がされたかどうか分かりません。
墓という死に直結した固定概念の代替物として、様々なメリットを考慮した結果散骨という手法が注目されつつあります。
或いは、散骨をしたという事実を対外的な証拠として残すために証明書を発行するという方もいるかもしれません。
因みに、日本での散骨はまだまだ法的に整備がされているとは言い難く曖昧な部分が多々あります。
特に委託散骨の場合には、この証明書があるとないとでは業者に対する信頼度も含めて安心感が大きく違ってきます。

散骨という手段の登場により、私達はより多くの形で死者と向き合う事が出来るようになりました。
しかし、ドラマで見るほど散骨は簡単な事ではなく実際に行うとなると外洋へ出る船舶のチャーター等様々な準備が必要になります。
幾ら海に撒くからと言って、多くの人の目に触れやすい港で撒くのはやめましょう。
また、散骨の際には万が一にも人の目に触れないよう骨は細かく砕いておく必要があります。
もちろん業者が介入していることが前提となりますが、写真や映像として散骨風景を記録することが可能です。散骨も現代では一般的になって、と言える程ではないかもしれませんが少しずつ検討する方が増えているのではないでしょうか。
失敗しない業者選びや散骨に関するマナーといった情報は、ブログやサイトから詳しくチェックすることができます。
その問題を解決するために存在するのが、散骨証明書と呼ばれるものです。

散骨証明書というのは、間違いなく散骨が行われた事を証明する証書です。
散骨業者を選ぶ際には、この証明書のクオリティから選んでみても良いでしょう。
もちろん、予算的な問題があるので折り合いは付ける必要があります。
もしかしたらゴミ箱へポイ、なんて事があるかもしれませんね。