散骨は決まった規定がないことから、法曹関係者の間では様々な見解が持たれていました。
刑法は死体遺棄、死体損壊罪を規定するものですが、散骨の場合、国民の宗教感情を考慮すると、
こうした葬法を素直に認めることは難しいと言え、散骨を即座に社会的に認めるというのは
困難な事で、この葬法が死体を悼む目的であっても、刑法上の構成要件を否定できないなら、
刑事責任も問われかねません。北海道、長沼町での散骨場をめぐるトラブルもあったとから、
この葬法というものが、物議をかもしているのは事実です。

散骨祝の、のしの裏技なんです


そんな中、一番わかりにくいのが、散骨のお祝いと、お返しの際ののしの書き方になります。
どうしても丁寧にしたいなら、お祝いののしには御散骨御祝と記し、お返しには内祝いとします。
基本的に、のしに書くというのは、日常であまりないことなので、散骨ののしの書き方は馴染みがありません。
そして、散骨ののし紙の下の段には、贈り主の苗字を書かなければなりません。
もしそれで物足りないと感じるのであれば、のしには、御散骨御祝と書き記すといいでしょう。

散骨では、返礼に関してののしについては、御礼の名目でよく、祝いを受け取ったので、それで十分です。
節句にちなんだ人形やおもちゃなどを贈るのが散骨では一般的ですが、現金でも問題ありません。
武者人形などの散骨の飾りについては、母方の実家から贈るというのが基本でしたが、今ではそうした決まりは薄れています。
ただ、御散骨御祝とすると、御が二重になってしつこい表現になるので、避けた方がいいかもしれません。
嫁いできたお嫁さんの散骨のお祝いに何と書けばいいのか、また、お返しののしにどう書けばいいのかは悩むところです。
内祝といった散骨ののしの名目もあるのですが、返礼の意味を強調する意味で、御礼の方が妥当です。
散骨のお祝いの席に招待できなかった人には、内祝としてお菓子などを贈り、その際、のし紙は紅白の蝶結びにして、下の段に子供の名前を書きます。

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