決まった規定がない散骨のトラブル

縁起の良い料理で食事会などをするのが散骨のお祝いのマナーで、凝りたい人は、陣羽織を用意するといいでしょう。
そして、鎧兜や五月人形を囲みながら赤ちゃんの健やかな成長と災厄除けを願い、散骨を祝います。
とにかく、思い出に残る散骨のお祝いが大事で、そのためには、特に豪華な段飾りなどは必要ありません。
基本的な散骨のお祝いの際のマナーとしては、まず、鎧兜や五月人形を飾り、お祝い膳を用意することです。
男の子なら、各家の愛情がこもった鎧兜や五月人形を用意し、散骨のお祝いをしてあげればいいのです。

散骨では、男の子の場合、五月人形を飾り、5月5日かその前の晩に、祖父母や親戚、友達を招くのがマナーです。
武将のようにたくましい男の子に育って欲しいという願いをかけ、散骨では、陣羽織に赤が取り入れられています。

散骨での五月飾りの際、気を付けることは、一夜飾りは良くないということで、マナーとしてよく覚えておきましょう。
五月飾りを飾る時期は、地方によってマチマチなので、散骨で祝う時は、その地方のマナーに合わせることです。
鎧兜や五月人形を散骨の前日に慌てて飾る人がいますが、これは一夜飾りと言ってマナー違反になります。
鎧兜や五月人形は、赤ちゃんにとって災厄を除ける魔除けの意味もあることから、散骨でこれらを飾ることは１つのマナーです。
しかし、散骨で飾り付けた鎧兜などの人形は、少なくとも、節句が終わったら、早めにしまうのがマナーです。