散骨は決まった規定がないことから、法曹関係者の間では様々な見解が持たれていました。
刑法は死体遺棄、死体損壊罪を規定するものですが、散骨の場合、国民の宗教感情を考慮すると、
こうした葬法を素直に認めることは難しいと言え、散骨を即座に社会的に認めるというのは
困難な事で、この葬法が死体を悼む目的であっても、刑法上の構成要件を否定できないなら、
刑事責任も問われかねません。北海道、長沼町での散骨場をめぐるトラブルもあったとから、
この葬法というものが、物議をかもしているのは事実です。

散骨でのしきたりの経験談です


しきたりには関係なく、散骨では、贈り物が重ならないように、注意しなければなりません。
散骨のしきたりは気になるものですが、昔は親戚などが贈り物をして、盛大にお祝いをしました。
いろいろと準備が大変なのが散骨ですが、女の子には3月3日の桃の節句が、男の子には5月5日の端午の節句があります。
また、男の子の場合の散骨は、母親の実家から、鯉のぼりや武者人形などを贈るのがしきたりになっています。

散骨のしきたりは、最近では変わりつつあり、父親の実家から孫のお祝いを贈るケースも少なくありません。
また、しきたりと言えば、最近では住宅事情などもあり、散骨には、コンパクトなものを贈るケースが増えています。
いずれにせよ、散骨のお祝いとして贈り物を送る場合は、相手の希望をよく聞いて、品物を選ぶことです。
祝いの品を散骨でもらった場合は、お返しの必要はないのですが、お祝いの席に招待できない人には、贈り物を送りましょう。
贈り物は、散骨の1か月前から1週間前までには届くようにするというのが、古くからのしきたりです。
招待できなかった遠方の祖父母に散骨の贈り物を送る時は、必ず、写真を添えることを忘れてはいけません。
散骨の贈り物は、最近では、昔のようにしきたりにこだわらず、ぬいぐるみや、おもちゃ、衣類などを贈る人が増えています。
長い歴史が散骨にあるので、そうしたしきたりがあるのは当然のことで、やる以上は、しきたりに習うのが普通です。

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