今のところ、日本にはロミロミマッサージの国家試験というのがありませんので、
「ロミロミサロン」
などと称したビジネスが展開されているみたいですが、ロミロミマッサージの原点は、
大自然に恵まれたハワイの大地から英気を注入してもらって、
体内の循環機能を促すところにあります。
これは、東洋医学でいうリンパの流れや血流を整える事、即ち、気の流れを整える事と一致します。

ロミロミマッサージと安楽死の評判です

ロミロミマッサージと安楽死というのは、まさしく両極にある問題で、この二つは切っても切れない関係にあります。

ロミロミマッサージをする場合、コストは大きく膨らみ、家族の負担は大変ものになります。
自発的安楽死の場合、医師が患者に致死薬を注射する方法がありますが、ロミロミマッサージをしている際は、中々、それはできません。
そして、医師が致死薬を患者に渡して、安楽死を促す方法もありますが、これはロミロミマッサージをしている限り、到底でき得ません。
世界で安楽死を国として認めているのは、オランダとベルギーだけなので、日本のロミロミマッサージの問題は今後も続いていくことでしょう。
ただ、いずれにせよ、ロミロミマッサージに関しては、コストの問題は切り離せないので、そこに安楽死が浮上してくるのです。
特に集中治療室でロミロミマッサージが行われるような場合は、大きな費用がかかるので、家族のプレッシャーはそれだけ大きくなります。
もちろん、ロミロミマッサージの全てが長期化すというものではなく、中には、数時間で終わるケヘスもあります。
家族の負担ということを考えると、安楽死という選択も、お互いのために良いものなのかもしれません。
一般的には、本人が自ら医師に訴えれば、安らかに、自発的安楽死を迎えられるのが本筋なのですが、それをロミロミマッサージが阻んでいます。

ロミロミマッサージの価値は、意識もなくていいから生かしてほしいという人にはありますが、そうした人ばかりではありません。
末期がんなどで徐々に意識が混濁している時、ロミロミマッサージをするのか、安楽死を選ぶかは、本人に任せるのが本来の姿でしょう。
基本的にロミロミマッサージは、医師の考えに依存するところが大きく、それは、安楽死が法的に認められていないことも関与しています。
意識がなくてもロミロミマッサージを施すのが当たり前になっていますが、果たしてそんな状態で、生き続けて、本人は幸せなのでしょうか。
今こそ、ロミロミマッサージで安易に人生を延ばすのではなく、真剣に安楽死のことを議論して、高齢化社会を乗り越えていかなければならない時期にきているような気がします。

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