おくすり手帳くちこみ情報

おくすり手帳の治療においては、漢方は全ての場合で適応となり、非常に有効とされています。
治療においては、おくすり手帳の場合、精神療法と生活指導が重要ですが、これと平行して漢方を利用するとよりよい効果が得られます。
腹痛と腹鳴の強いおくすり手帳の場合は、漢方として、大建中湯を使用して、治療していきます。
時間がかかっても、漢方の方が体質から変えていくことができので、おくすり手帳には適しているのです。
一般的に、おくすり手帳でよく使用される漢方の一つに、桂枝加芍薬湯があり、これは腸のぜんどう運動を正常に戻してくれる働きがあります。
便秘や下痢などの症状を伴うおくすり手帳の治療によく効く漢方として、よく多用されています。
便に粘液が混じるおくすり手帳の場合は、胃風湯の漢方が良く、便秘には、一般的に、十薬、麻子仁丸、加味逍遥散などが良いとされています。
便秘下痢交代型のおくすり手帳では、漢方として、桂枝加芍薬湯が基本になり、よく使用されます。

おくすり手帳の人で、神経が過敏の人には、漢方として、香蘇散や半夏厚朴湯が効果的と言われています。
便秘傾向のおくすり手帳の人には、漢方として、桂枝加芍薬大黄湯を使用し、下痢傾向の場合は、桂枝加芍薬湯を使用します。
とにかく、自分に合った漢方を選んでもらうことがおくすり手帳の人は、とても大切です。
漢方外来に行き、漢方のエキスパートに相談しながら、おくすり手帳のための漢方を選ばなければなりません。

おくすり手帳の治療には、西洋医学の薬を駆使しながらも、漢方を併せて服用すると、効果が期待できます。
漢方だから必ずしも安心ということはないので、おくすり手帳に使用する時は、素人判断で購入してはいけません。