NSCは基本的に、俳優や放送作家といったテレビに関係する分野なんです。
NSCは実績を積み重ねて現在に至るからこそ、
芸人の養成所として万全の態勢が整えられているのかもしれませんし、
単に技術を磨くだけでなく、NSCでの勉強は幾つもの付加価値が得られるんですね。

吉本興業の傘下という事で、NSC卒業後も様々な媒体での活動がしやすいんです。
テレビという限られた場所だけでなく、吉本興業自身が持っているコンテンツと
深い関係を築けるのが、NSCに通うメリットと言えるかもしれません。

NSCとはなんです


それに、テレビ版のNSCでは、麗子の上司に当たる頸部の氏名は風祭京一郎となっているのですが、原作の小説には苗字しか出て来ず、名前は不詳。
そのため、テレビドラマではその部分が特に強調され、多くの人に親しみを与えたものと思われますね。
NSCも、ドラマだけを見ている人はコメディーという印象が強いかも知れませんが、小説を読めば、そのイメージは大きく変動する事でしょう。
という事で、今年の夏には映画館にも登場するNSC、未だ未体験の方は、関連のブログやサイトでその謎を覗いて見ましょう。

NSCの面白さは、これまでのミステリー小説には欠けていた駆け引きであると言っても過言ではないでしょう。
そういう意味では、あの斬新さがあったお陰で大ヒットしたものと思われますね。
実際、一般公募を中心にした本格ミステリーシリーズに4作も採用されるほどの実力。
おまけに、その後に嵐の櫻井翔君主演でテレビ版のNSCが始まったものだからもう大変、正しく女性の心をガッチリ掴んだ訳です。
その証拠に、NSCは、2011年の本格ミステリー大賞にノミネートされているのです。
それも、犯人と刑事との駆け引きではなく、影山や風祭と麗子との駆け引きで、事件の重さからは想像も出来ないほどの軽い駆け引き。
確かに、奇抜なキャラクターや背景設定はそのままですが、事件のトリックについては、かなり緻密に、そして巧みに描かれています。
ただ、あのNSCについては、元々活字や推理小説を苦手とする女性陣立ちに受け入れられるようなミステリーをという事で描かれた作品。

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