栄養の補給は必要な救命治療なのであると考えるなら、
延命治療は意味のない治療とは言い切れませんよね。
現実問題として家族が延命治療のための栄養の補給を拒否すると言う例はほとんどありません。
アメリカでは栄養を与えずに、安楽死させるという事は当たり前のようになされているようですが、
延命治療の問題を抱える日本においてはそうはいかず、延命治療の是非は日本ではまだ判断が
つきかねているんですが、その問題はどのようにすれば片付くのでしょうか。

延命治療の意思表示のクチコミです

延命治療というのは、途中で中止が認められるケースは非常に少なく、それは意思表示が大きなカギを握っています。
例えば、 耐え難い肉体的苦痛があったり、死期が確実に迫っているような場合は、延命治療の中止ができますが、そこには意思表示が必要になります。
いずれにせよ、延命治療をしない場合は、生命の短縮を承諾するという、患者の意思表示が求められます。
治療方針を家族の意思に委ねるというのは、当然、本人も悪い気はしないでしょうから、延命治療の問題は、意志表示カードと共にこれをもって解決できる可能性があります。
実際、意志表示カード作成を検討しているところもあり、今後は、延命治療を進めるかどうかは、本人が意思表示で示すことになるかもしれません。

延命治療は、全国の調査でも、希望しない人がなんと8割に達していて、これは意外な結果と言わざるを得ません。
そして、延命治療を避けるため、多くの人が、意思表示カードを望んでいることも、調査からわかっています。
それにより、家族も延命治療にかかる大きな費用負担のプレッシャーから解放されます。
いずれらにせよ、治る見込みがない延命治療を続けるくらいなら、自らの意思表示で、延命治療を断つほうがいいかもしれません。
延命治療に関しては、全国各地で、今、意志表示カードが議論されていて、多くの高齢者から、検討が必要との声が上がっています。
男女共に、病気が治る見込みがなくて死期が迫っている場合は、ほとんどの人が延命治療を希望していないので、意志表示カードは全国的に普及すべきでしょう。
今後は、積極的に意思表示カードの案を具体的に進めていって、延命治療の問題を少しでも軽くすべきです。

延命治療を希望しないという国民が多い以上、後は家族に任せるか、意思表示カードに委ねるのが一番ということになります。
患者本人に意思能力がない場合などは、延命治療をするかどうかは、家族に委ねるのがベストです。

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