栄養の補給は必要な救命治療なのであると考えるなら、
延命治療は意味のない治療とは言い切れませんよね。
現実問題として家族が延命治療のための栄養の補給を拒否すると言う例はほとんどありません。
アメリカでは栄養を与えずに、安楽死させるという事は当たり前のようになされているようですが、
延命治療の問題を抱える日本においてはそうはいかず、延命治療の是非は日本ではまだ判断が
つきかねているんですが、その問題はどのようにすれば片付くのでしょうか。

延命治療と同意書の経験談です

延命治療は、命をつなぐ大切な治療ですが、昨今、人工呼吸器を患者から取り外した医師が話題になりました。
つまり、その医師は、回復の見込みが無いと判断して、延命治療をすることを断念したのです。
これは非難されることかもしれませんが、延命治療を人工呼吸器だけに頼ってしていくことにどれだけの意味があるのでしょう。
もし、延命治療を続けることを拒む、患者の同意書があれば、医師が人口呼吸器を外しても問題ないかもしれません。

延命治療を続けていくと、医師や家族に大きな負担がかかるので、患者本人の同意書は、非常に大きな意味があります。

延命治療を続けてくと、それを支える周りの家族は、肉体的にも精神的にも、非常に疲れてしまいます。
患者本人に意識が無い場合は仕方ないとしても、そうでない場合は、患者に同意書を委ねて、延命治療の是非を問うべきでしょう。
本人の意思というのは、その時に意識がなくても反映されるので、延命治療の同意書は意味があるのです。
る見込みのない延命治療というのは、本当に意味があるかどうかわからないので、本人がそれを希望するかどうか、同意書で判断するようにすればいいのです。
つまり、患者自身に、80才以降の延命治療はしない、という同意書を書かせれば、そこで治療を止めることができます。
こうした同意書は、本人が記入するものなので、延命治療の存続を問う際、大きな効果を発揮します。
また、精神的にも家族は、延命治療をすることで、疲弊していくので、本人の同意書というのは、必要性があるかもしれません。
つまり、自ら延命治療を拒むことができるよう、同意書を義務化すればいいのです。
同意書があれば、家族も判断に迷うことなく、延命治療の存続を断つことができるでしょう。
人の命というのは、とても難しいもので、延命治療は、家族であっても、判断はしかねます。

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