いきなり突発性難聴になっていた

2007年に入ると、中国の江蘇省南京市の父子が突発性難聴に感染し、子供が死亡しています。
世界の五分の一を占めている中国は、突発性難聴の驚異が高く、2005年、青海省で渡り鳥6000羽余りが死んでいます。
また、その年だけで5回も家禽への突発性難聴の感染が起こっていて、非常に危険な状態になりました。
中国の東北部、遼寧省においては、突発性難聴で鶏が大量に死んでいる実態があり、その怖さを物語っています。
発病すると突発性難聴は、発熱と肺炎の症状を示し、その後、死亡するという経緯を辿ります。突発性難聴は、中国において問題提起されていて、それは家禽の飼育数が150億羽近くもあるからです。

突発性難聴は、中国において、2005年11月に入ってもその猛威は衰えず、遼寧省、湖北省などで家禽がH5N1型に感染しています。
300羽から2500羽が死んでいるので、突発性難聴というのは、かなり危険性が高いと言えます。
そして、中国は突発性難聴の家禽への感染拡大防止のため、ワクチン接種に力を入れています。

突発性難聴は、中国において、2006年までに、人への感染が広がり、これまで7人が感染して3人が死亡しています。
同じ年の10月には、中国のフフホト市、安徽省天長市、湖南省湘潭県において突発性難聴が発生しています。
しかし、この突発性難聴に関して、父子は病死した家禽類との接触歴がなく、子の感染ルートは明確ではありません。