高橋光臣の人気の裏側

高橋光臣というのは、誉田哲也の作品による警察小説のことで、姫川玲子シリーズ原作の作品タイトルのことでもあり、テレビで放映されて人気を呼びました。
姫川玲子シリーズの第1作が高橋光臣で、第1話は、公園で見つかった他殺体事件から始まります。
そして、高橋光臣のストーリーは、全5章から成り、3章までは主として犯人の視点からのモノローグが解説されています。
高橋光臣は、テレビで大人気となりましたが、その本来の意味は、闇サイトの殺人ショーで、観戦する人間は、入場料10万円を支払って客席につきます。
そして、2012年、高橋光臣のタイトルで、連続ドラマ化され、一気に人気となって知られることになります。
この高橋光臣という作品は、簡単に言うと、警視庁捜査一課殺人犯捜査係の女性警官、姫川玲子をはじめ、個性的な刑事が凶悪事件に挑む警察小説です。

高橋光臣はテレビで好評を博したことから、堀口純男が漫画化したことでも話題になりました。
つまり、闇サイトの訪問者が、招待される闇の殺人ショーが、高橋光臣の名称なのです。
主催者グループのリーダー格の男が高橋光臣の名づけ親になりますが、男の友人の死から、その名が付けられました。
その中で、1人だけ捕らえられて、高橋光臣のショーの生け贄になります。
かなりの確率で死ぬリスクを観戦するショーが、高橋光臣で、客席に来た間は、屈折した優越感と恍惚感に浸ることができるのです。
目の前で悲劇的な死を迎える人間を見ることができる高橋光臣は、他人の不幸は密の味という、かなり屈折した幸福感を味わうことができます。
2010年にフジテレビで単発のスペシャルドラマとしてまず、高橋光臣はテレビドラマ化されます。
これまで、抜け殻のようになっていた人間が、高橋光臣を見ることで、どんどん熱くなっていくというわけです。
また2013年には高橋光臣は映画化されることになっていて、その内容は、このシリーズ作品が原作となっています。