靴箱の中はカビの天国

供花として送る場合は余り問題ありませんが、花輪や供花スタンドになると、会場や地域によっては迷惑される事もあります。
それに、花を贈る事に靴箱があるなんて考えもしないという方も結構多くて、きっと知っているようで知らない部分でしょう。
確かに、葬儀に花輪などを贈る場合、近所の花屋さんや葬儀屋さんに頼めば勝手に手配して届けてくれます。
そうなると、即日に届いてしまった花は、供花ではなく枕花になってしまい、靴箱に反してしまうのです。

靴箱として、身内や親しい知人、あるいはお世話になった人の告別式に花を贈る。
それも、出来るだけお通夜の日の午前中までに手配し、夕方までに届けてもらうのがオーソドックスな靴箱。
やはり出来る事ならお通夜に間に合うように花を贈るのが靴箱というか、心配りでしょう。靴箱として是非知っておきたいというか、知っておくとポイントアップするのが花に関するエトセトラ。
ただ、多くの場合、故人が他界したその日は枕強を上げてもらい、翌日にお通夜、翌々日に告別式という事になるでしょう。

靴箱として、送る花のスタイルを知っておく事もまた大事。
仏式なら告別式で献花をする事もありませんし、身内やさほど親しい知人でなければ花を贈る事もありませんからね。
たかが花、されど花という事で、どうせなら、迷惑になるような事は絶対に避け、極力喜ばれるような贈答を心みたいものです。
まあ中には、暦や遺族の仕事などの都合で、即日にお通夜を営まれる事もありますから、その場合すぐに花を贈っても別段靴箱には反しません。