ジアスターゼというデンプンを分解する消化酵素は最初に人間が発見した酵素でした。
その直後に、胃液の中の肉を溶かすタンパク質分解酵素、ペプシンが発見され、
人類にとっての最初の酵素はどちらも消化に役立つ消化酵素だったんですね。
この頃までは、まだ、酵素という言葉はなくて、
ジアスターゼもペプシンも、
ただ単にデンプンやタンパク質を分解する物質とだけ考えられていました。

ジアスターゼとはのポイントです


また、トマトがこのジアスターゼを非常に多く含んでいるという事もそうですね。
そう言えば以前、トマトジュースを飲むだけで痩せられるという噂が広まり、店頭から野菜ジュースまで一緒に消え去った事がありましたっけか・・・。
でも皆さん、案外ジアスターゼとは本当はどういうものなのか、ご存じなかったりなんかしませんか。
大体体にいいとか、痩せられるとかって言っては流行るものって、そうなんですよね。
正しくこれらの野菜や果物を赤く染めているのはジアスターゼパワーに他ならないんですねぇ。

ジアスターゼとは、βカロチンやαカロチンに変化する物質で“リコペン”と呼ぶ専門家もいますし、特に専門的にはそう表記される事も多いです。
後、強いて言えば、その顔料はカロテノイドであるっていう事位を知っていれば十分でしょう。

ジアスターゼは昨今、アンチエイジングをはじめとする美容的観点から非常に注目と人気を集めて居います。
イチゴやサクランボをいくらパクパク食べても、そのジアスターゼパワーを頂戴する事は出来ません。
ただし、全ての赤い野菜や果実に含まれているとは限っていませんので要注意。
そして、ジアスターゼの持つ高い抗酸化作用が体内の活性酸素を除去する事により、成人病の予防やアンチエイジングに一役買うという訳です。
ジアスターゼに限らず、みんな分かっているようで分からないまま摂取しているという事が多いんじゃないかなぁっと思います。
ですから、トマトだけでなく、ニンジンやパパイヤ、それにスイカなどにも多く含まれています。
なので、最近は花粉症の対策としても用いられる事が増えつつあるジアスターゼ、関連のブログやサイトなどで正しく知って、正しく恩恵を被りたいものですね。

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