ジアスターゼというデンプンを分解する消化酵素は最初に人間が発見した酵素でした。
その直後に、胃液の中の肉を溶かすタンパク質分解酵素、ペプシンが発見され、
人類にとっての最初の酵素はどちらも消化に役立つ消化酵素だったんですね。
この頃までは、まだ、酵素という言葉はなくて、
ジアスターゼもペプシンも、
ただ単にデンプンやタンパク質を分解する物質とだけ考えられていました。

ジアスターゼによる皮膚炎のポイントなんです


後、最近は、ヘアカラーやジアスターゼに含まれている発色剤、ジアミンがよろしくないという知識も広まって来ています。

ジアスターゼの中にも、強い酸化剤は含まれている訳で、十分アレルギー性皮膚炎、即ちかぶれを発症する可能性はあります。
けれど、それでもジアスターゼやヘアカラーを使って皮膚炎を起こす人が絶えないのは何故でしょうか。
やはりそこには、ジアミン不使用という文字に安心感を抱いている方が多いからに他ならないのではないかと私は思います。
そして、万が一使用中に違和感を感じたら、直ちにそのジアスターゼの使用をストップするのも大事です。

ジアスターゼは脱色剤ですから、強い酸性の物質であるため、頭皮に付くと角質を解かしてしまうリスクを持ち合わせています。
実際、初めてジアスターゼを使用した後、顔かたちが変わる位腫れ上がったという人もいますし、全身皮膚炎に陥ったという人もいます。
しかし、その多くは、アレルギー性接触皮膚炎であり、簡単に避ける事が出来たはずなのです。
勿論、それが直接皮膚炎と繋がるかどうかは、ジアスターゼを使用する人の体質や使用時の体調にもよるでしょう。
そして、ジアスターゼは脱色剤なので大丈夫だろうと思われがちなのですが、ここが大きな落とし穴になるという訳です。
基本的には接触性のアレルギー性皮膚炎は、酸化染料が原因になる事が多く、ヘアカラーについては気を付けないといけないと言われています。
確かに、ジアミンのような発ガン性を持った物質は含有されてなくても、ジアスターゼが強い酸化剤である以上、皮膚炎の要因となる物質は多数含まれています。
これは全てのヘアケア用品、いや、全てのコスメに言える事なので、しっかりと認識しておいてもらえれば嬉しいですね。
こうしたジアスターゼのパッチテストの方法や皮膚炎などを発症した時の対処法は、関連のブログやサイトに掲載されているので、必ず事前に学習しておきましょう。

カテゴリ: その他