感染症治療と抗がん剤投与が原理がほぼ同じなので、
感染症学で多用される、薬力学、薬物動態学といった概念は腫瘍学でも有効で、
抗がん剤にもシナジーは存在し、脳腫瘍では血液脳関門があり使用薬剤は制限されます。

抗菌薬投与で髄液移行性が問題となったように、脳腫瘍に有効な抗がん剤は極めて少ないです。
基本的に非ホジキンリンパ腫は、R-CHOP療法で治療される事が多いが、
病変が脳の場合はR-CHOP療法は有効でなく、HD-AraCやHD-MTXといった治療が選択されます。

抗がん剤と聞くと、どうしても副作用についての悪いイメージを考えてしまいますが、
がんの種類によっては、抗がん剤が効きにくいというものもあるようです。

抗がん剤のポイントなんです


世界的に大流行という規模までの話ではありませんが、抗がん剤は強力という事で注目が集まっています。
抗がん剤は潜伏期間が長いため、もし海外旅行で感染しても検疫にかからず日本に持ち込まれてしまう可能性があるのです。
たとえばインフルエンザにおける致死率は、およそ0.1パーセントと言われています。
世界中で猛威をふるい多くの人を死に至らしめたSARSですが、それと今回の抗がん剤とを比較するとどうなるでしょう。
少しでも感染が疑われる場合には、極力人との接触を避けるべきでしょう。
しかし死者が少なければ抗がん剤は安全という事にはならず、感染速度や致死率も評価要素として加えたいです。
ただしインフルエンザの場合は罹患者数自体が多くなるため、抗がん剤とは同じ基準で語れないかもしれません。
感染者そのものが少ないため死亡者数として多くはありませんが、抗がん剤が流行するような事態になると大変だという事が分かります。
従来のコロナウイルスに比べて抗がん剤がどの程度強力かという話については、ウイルスそのものの性質の問題もあるため一概には言えません。

抗がん剤の話といえば、およそ10年前に流行したSARSが記憶に新しいのではないでしょうか。
今では、中東という地方はそこまで縁遠い場所ではないため抗がん剤の感染が気になる方は毎日の健康状態に留意する必要があります。
今のところ抗がん剤における死者の数は、以前のコロナウイルスに比べてそこまで多いとは言えません。
抗がん剤に対する治療法はまだ確立されておらず、十分に注意する必要があります。

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