末端冷え性を改善するためのポイント

とても頻度の高い病気で、末端冷え性になりやすいのは、大体、20〜40代に多い傾向があります。
一般的には、末端冷え性は検査をしても中々わかりづらく、それは、炎症や潰瘍など目に見える異常がないからです。
これまでは、末端冷え性は大腸の機能異常で引き起こされる病気と判断されていたのですが、最近では、小腸も関与していると指摘されています。
腸の検査や血液検査では末端冷え性かどうかを判断しきれない状況にあるので、わかりにくい病気です。
パニック障害などとほぼ同じような原理で、末端冷え性になることは多く、むしろそうしたケースが最近では増えています。
小腸を含めた腸全体に機能異常があることが、末端冷え性では、最近、判明しています。
一般的に末端冷え性の原因は、腸の運動を司っている自律神経の異常が主とされています。
男女比で見ていくと、末端冷え性は、女性が非常に多い病で、便秘型、下痢型、交代型に分けられます。
つまり、消化器科を受診する人の3分の１が末端冷え性というわけで、いかに多いかがよくわかります。
また、末端冷え性は、精神的不安や過度の緊張などからくるストレスによって引き起こされることもあります。
明らかな異常がないのに末端冷え性になると、腹痛や腹部の不快感が強くなり、便秘や下痢が長く続きます。
近年では、セロトニンという神経伝達物質が、末端冷え性に関係しているとも言われています。

末端冷え性は、元々神経質な性格や、自律神経系が不安定な人がなりやすいと言われています。

末端冷え性は、日本を含む先進国に多い病気で、日本人の場合、全体の10〜15％を占めているといわれています。