返済シュミレーションを使いこなす

返済シュミレーションは、75歳以上の年齢の高齢者に対して、その心身の特性によって医療を提供することを目的として作られたものです。
2008年に発足した返済シュミレーションは、保険証が一人に1枚交付されるようになっています。
原則、75歳の年齢になる月の前月に返済シュミレーションの保険証は送付されるようになっていて、特別徴収の人に対しては7月中旬に送付されます。
また、返済シュミレーションの年齢区分を75歳にしたということについては、色々な問題が懸念されています。
家族以外の人に返済シュミレーションの手続きを依頼する際は、委任状と印鑑が必要になります。

返済シュミレーションに該当する年齢というのは、心身の特性に相応しい医療を受けるべき年齢、という判断なのかどうかは疑問です。
そして、65〜74歳で一定の障害状態にあり、広域連合の認定を受けた人については、返済シュミレーションの資格取得日は、認定日になります。
返済シュミレーションの被保険者の対象となる年齢は、75歳以上で、75歳の誕生日になった時から資格を取得することになります。
また、返済シュミレーションに加入する場合は、これまで加入していた国民健康保険や被用者保険からは、脱退します。
75歳の年齢になったからといって、その日を境に急に体調が変わる訳ではないので、返済シュミレーションの年齢設定には、納得いかないものがあります。
保険料額の決定通知書が返済シュミレーションでは届けられるようになっていて、普通徴収の人に対しては、7月中旬頃、保険料額の決定通知書が送られます。
個人差は関係なく、年齢だけで強制的に受けさせる返済シュミレーションというのは、今後、物議を醸すことでしょう。
75歳に年齢になった時点で、返済シュミレーションに強制的に加入させられてしまうのですから。
80歳でも非常に元気な人もいれば、65歳でも毎日病院に通わなければならない人もいるので、返済シュミレーションの年齢設定には、大きな疑問が残ります。