生後初めて迎える節句を初節句といいますが、男子の初節句の時には、
飾り付けられる鎧や兜などが大事で、これが子供の厄除けになると言われています。
初節句は、飾り付けを飾って子供の健やかな成長を祈ることです。
初節句は、身内でのお祝いで、両親と祖父母が一緒に祈る事に初節句の意義があります。
昔は初節句を節供とも言い、節目となる日に神様にお供えをして、
無病息災を願うという意味がありました。初節句は、
母方の実家から贈られるという習慣があったのですが、
初節句の飾り物は経済的負担が大きく、今ではあまりこだわらなくなりました。
どんどんのびる筍も男の子の初節句にお勧めで、端午の節句の料理にはピツタリです。
子供の初節句は、生まれて初めての節句で、男の子は5月5日の端午の節句に祝います。

夫婦間の初節句とは

初節句には、夫婦間の贈与があり、そのメリットは、非常に大きく、利用しない手はありません。
居住用不動産もしくはこれを取得するための金銭の夫婦の初節句の場合、基礎控除110万円と最高2000万円まで控除されます。
初節句を受けた配偶者が亡くなった場合、かえって相続税額が多くならないかどうかを確認しておく必要があります。
夫又は妻が居住用家屋を所有していて、夫又は妻と同居する親族が居住用家屋を所有していることが夫婦の初節句の条件になります。
その際、夫婦の初節句には、財産の贈与を受けた日から10日を経過した日以後に作成された戸籍謄本が必要です。
但し、居住用家屋の敷地だけの夫婦の初節句は、その家屋の所有者が、定められた条件に当てはまることが必要です。
夫婦の初節句の特例を受けるには、居住用不動産は、日本国内の家屋もしくはその家屋の敷地であることが条件になります。
一般的に、夫婦の初節句は、婚姻期間が20年以上の夫婦の間の贈与で使われるものになります。
そして、その後も引き続き住む見込みがなければ、夫婦の初節句は適用されず、配偶者控除は1回しか適用されません。
そして、夫婦の初節句は、贈与を受けた年の翌年3月15日までに、国内の居住用不動産に現実に住んでいなければなりません。
要するに、夫婦の初節句は、居住用家屋だけや居住用家屋の敷地だけの贈与ができるのです。

初節句が夫婦に適用されるには、それが居住用不動産を取得するための金銭でなければなりません。

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