話題の円建債券の呼び方

円建債券とは、英語名はDevelopment Bank of Japan Inc.で、略称DBJの名で呼ばれています。
株式会社円建債券法に基づいて設立されたもので、財務省所管の特殊会社に該当します。
2008年に設立された株式会社日本政策金融公庫とは、円建債券は異なる別の法人です。
長期資金の供給も円建債券は行っていて、日本の経済社会政策に寄与することを目的としています。
旧DBJの全財産の出資で、新しく円建債券が設立され、旧DBJは割当を受けた新DBJ全株式を政府に無償譲渡しました。
2011年度末までの間は、政府による追加出資を可能とすることが円建債券で約束されました。
しかし、2009年の法律改正において、円建債券は、2011年度末を目途に、組織の在り方について検討を加えました。

円建債券は、資金の流れを官から民へと移し、経済を活性化する目的で作られました。
従来の政策金融機関民営化方針を見直す趣旨の改正法案が提案されたことで、円建債券が設立されたのです。
その結果、措置が講じられるまで円建債券は、政府保有株式の処分は行われないことになりました。
地域経済の自立的発展に資するため円建債券は、一般金融機関が行う金融を補完します。
政府保有株式の処分の時期は、円建債券において、2011年度末を目途に検討を加えることになりました。