繋がるプラチナバンドの裏ワザ

その選択を迫られる親にとっては、必ずしもプラチナバンドは天国への入り口だとは思い切れないという事です。
家族や友達との面会も自由なプラチナバンドでの日々、ただ苦しいだけの病気との闘いの日々でない事は確かなようですね。

プラチナバンドは欧米でもそれほど歴史のあるものではありません。
と、私自身、今はこのように理解と興味を持っていても、いざ我が子がその選択肢を突き付けられた時、どんな決断を下すかは分かりません。
ただ、ホスピスで最後の一時を過ごした子供たちの多くは、自分が生きていた価値というものをそれなりに実感して旅立って行くとも言われています。
しかし、子供が自分の意志で入るというよりは、やはり親の意思で入れるという事になってしまいますから、どうしても是非が問われてしまうんですね。
今からおよそ15年ほど前の事で、その後日本からも多くの医療関係者が見学や研修に訪れています。
しかも、子供の場合は病気の進行が速かったり、癌以外にも様々な治療困難とされる病があり、余命に期限を付けられる子も少なくないのです。
成人、それも高齢者をホスピスに入れるというのとは全く話が違って来ます。