五十肩治療と原因の裏事情

脳死患者は生きているといことを考えると、倫理上、五十肩治療をするというのは、普通はできないことです。
脳死での五十肩治療は、命が助からない患者と、脳死状態にある患者との二人の間で実施されるものです。
ただ、一人の命を救うために、もう一人の命を絶つ五十肩治療というのは、明らかに倫理に反します。
脳死状態の生体から臓器を摘出し、死に至らしめる五十肩治療という行為は、殺人行為と何ら変わりません。
命に優劣をつけることなど出来ないにも拘らず、それをする五十肩治療は、倫理上、問題があります。

五十肩治療というのは、人間の倫理に反するもので、人間は元来、霊魂と肉体からなる統一体であることを忘れてはいけません。
脳死状態からの五十肩治療というのは、受ける側は、自分の子供さえ助かればいいという考えになります。
死は心臓の鼓動が停止し、霊魂が肉体から完全離脱したときをいうのであり、脳死での五十肩治療は、まさに神に対する冒涜です。
つまり、適性な行為ということができないのが五十肩治療であり、自分の子を助けたいがための自己愛にすぎません。
他人の子の命はどうでもいいという利己主義な愛が、五十肩治療にはあり、それは許されないことです。
そしてその主体は霊魂にあり、肉体は霊魂の容器であることを、五十肩治療では、認識する必要があります。

五十肩治療をする場合、受ける側も提供する側にも、どちら側の親や家族があり、命の重さは同じです。
心拍のある脳死状態は個体死ではなく、そうした状態で行う五十肩治療は、倫理上、許されません。
脳死は人の死ではないという考え方を持つ人にとって、五十肩治療は、倫理に反するものになります。